救命センター 救命救急センター棟2階
救命救急センターについて
救急医療では「患者の救命」を目的に医師や様々なコメディカルが協力し合い,各職種の専門性を活かした技術提供が必要とされます。救命救急センターにはポータブルX線装置2台,64列マルチスライスCT装置,血管撮影装置が配備され,各検査室は初療室に隣接し,最短の移動距離で診断から治療まで行うことが可能です。日勤帯は診療放射線技師3名体制で対応し,迅速な検査の施行と適確な画像情報の提供に努め,救急医療チームの一員として機能しています。
施設・設備紹介
ポータブルX線装置 Sirius Starmobile tiara(Fujifilm社製)
ワイヤレスFPDと15インチの画像処理端末が搭載された最新のポータブルX線装置での撮影は,即座に画像を確認することができ,緊急を要する場合や追加撮影が必要な場合でも迅速に対応することができます。
マルチスライスCT装置 Ingenuity CT64列(Philips社製)
救急医療における画像診断の主力であるCT装置は,診断目的にあった適切な撮影プロトコールの選択と再構成画像の構築,迅速な画像提供が求められます。
当院では,くも膜下出血や急性期脳梗塞などに対する脳血管や急性冠症候群疑いに対する冠動脈の3D-CT Angiographyにも対応しており,短時間で情報量の多い画像の提供が可能です。
血管撮影装置 Azurion3 M15(Philips社製)
急性期脳梗塞や急性冠症候群,外傷性出血などの緊急IVRに対して,24時間対応可能な体制を整えています。最新のライブイメージガイダンスであるStentBoostLiveやDynamic
Coronary Roadmapを備えており,心臓カテーテル治療を強力にサポートします。
IVRに関しては Angio室を参照してください。
実績件数
検査名 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 |
---|---|---|---|
心臓カテーテル検査 | 106 | 87 | 71 |
経皮的冠動脈インターベンション | 183 | 152 | 143 |
血栓回収療法 | 2 | 5 | 8 |
単位:件