ごあいさつ
輸血・細胞治療センターホームページにアクセスいただきありがとうございます。当院の輸血・細胞治療センターは昭和39年4月に日大病院血液銀行として発足し,昭和45年6月の新病院開院に伴い輸血室と改称されました。さらに,平成3年10月に救命救急センターが開設され緊急輸血に対応するため,救命救急センターに移設されました。また,細胞治療をアピールするため平成26年3月に輸血・細胞治療センターに名称変更しました。
輸血・細胞治療センタースタッフは,より安全な輸血療法をサポートするため,24時間体制で専任の常勤臨床検査技師が輸血検査を実施しております。また,院内で採取・調整される各種造血幹細胞は細胞治療や移植・再生医療には不可欠であります。さらに洗浄赤血球,洗浄血小板,自己PRP(platelet
rich plasma)および顆粒球輸血などの血液細胞製剤は,高品質で安全な製剤を提供するため,関連学会等の情報を入手し日々精進しているところです。
輸血・細胞治療センター技術長
川平 宏
概要
当院での血液製剤使用の実績は,都内でもトップ5に入る需要の高さを誇っており,昨今の輸血業務に関する更なる安全性が求められているところですが,これを維持しながら日大板橋病院における患者さん中心の医療にさらに貢献できるようスタッフ一同日々努力しております。特に待機的手術における術前自己血貯血は年々そのニーズが高まっている他,最近では自家末梢血幹細胞移植も年間30例近く行われており,これらにおける採取,保存管理を一括して行っております。
また,輸血療法検討委員会を年6回開催しており,最新情報の提供と協力体制の確認を行っています。


スタッフ紹介
- 輸血認定医師
- 1名
- 看護師
- 1名
- 認定輸血検査技師および細胞治療認定管理師を含む臨床検査技師
- 11名
- 事務職
- 1名
主な業務
- 血液製剤の管理・交差適合試験・供給
- アルブミン製剤の管理・供給
- 血液型検査
- 赤血球抗体スクリーニングおよび同定
- 赤血球抗体価測定
- 直・間接抗グロブリン試験
- リンパ球・造血幹細胞などの表面マーカー検査
- 自己血の採取・分離・保存
- 臍帯血MAPの調整・保存
- 末梢血幹細胞の採取・保存
- ドナーリンパ球輸注
- 顆粒球輸血,自己多血小板血漿の調整
- 骨髄液の上清除去または濃縮
- 洗浄赤血球または洗浄血小板の調整
- 血液製剤への放射線照射

施設認定
- 日本輸血・細胞治療学会認定医制度指定施設
- 認定臨床輸血看護師制度指定研修施設
- 認定輸血検査技師制度指定施設