大動脈瘤(胸部・腹部)
大動脈瘤は心臓に直結する最も太い動脈である大動脈が、動脈硬化などの背景により“コブ”状に膨らんだ状態です。
大きくなるほど破裂・出血しやすくなり場合によっては突然死の原因となり得る疾患です。破裂の場合には突然の胸痛または背部痛に襲われ、緊急手術でしか救命の可能性がない事もあります。
胸部大動脈瘤の手術は基本的には人工血管置換術となりますが、大動脈瘤の位置や形態によっては低侵襲で患者さんの負担の少ないステントグラフト内挿術を行っています。
当院では東京都CCU連絡協議会の急性大動脈スーパーネットワークの重点病院として、急性大動脈解離や大動脈瘤破裂に対する緊急手術を受け入れています。