総胆管結石 そうたんかんけっせき

総胆管結石とは

胆石とは胆嚢や胆管にできる結石で、結石がどこにあるかによりそれぞれ名称がついています。胆嚢内にできた石を胆嚢結石、肝臓内の胆管にできた石を肝内結石、胆嚢から総胆管に出てきた石や総胆管にできた石を総胆管結石といいます。

症状

総胆管結石は腹痛、黄疸、発熱などで発症することが多い疾患ですが、無症候性のものもあり偶発的に発見されることもあります。感染を伴うと重篤な化膿性胆管炎を併発することがあるため、無症候性であっても原則治療が必要とされています。

診断

検査は腹部超音波検査、腹部CT検査、腹部MRI検査(MRCP)、超音波内視鏡検査(EUS)を行います。

EUSとは先端に超音波装置のついた内視鏡を用いて、胃や十二指腸から総胆管や胆嚢、膵臓などを観察し、体外からの腹部超音波検査よりもさらに詳しく観察を行うことができます。

治療

総胆管結石の治療には、内視鏡的胆管結石除去術、外科的手術、経皮経肝的胆管結石除去術があります。現在は内視鏡技術の進歩によって、より体への負担が少ない内視鏡的胆管結石除去術が主流となっています。

内視鏡的胆管結石除去術では、内視鏡的乳頭括約筋切開術や内視鏡的乳頭バルーン拡張術などで胆管の出口である十二指腸乳頭部を広げ、バスケットやバルーンなどの専用の器具を用いて結石除去を行っています。大きい石に対しては内視鏡的乳頭大口径バルーン拡張術や、砕石具を用いて破砕することもあります。

当科ならではの総胆管結石診療

当科ではCTやMRIでは診断できないような小さな総胆管結石の診断に超音波内視鏡を積極的に用い、確実な診断を行なっています。また、安全・確実に総胆管結石の除石を行うために、内視鏡的乳頭切開術と乳頭バルーン拡張術を併用する方法を中心に行い、除石を行なっています(図)。

図 内視鏡的乳頭括約筋切開術後にバスケットカテーテルで総胆管結石を十二指腸内に除石した(白矢印)

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