肝細胞癌 かんさいぼうがん

特徴

他臓器からの転移ではなく、肝臓から発生した原発性肝癌の多くを占めるのが、肝細胞が癌化した肝細胞癌です。B型肝炎、C型肝炎の方に発生しやすいですが、最近は様々な原因による肝硬変(アルコール性など)や、特に肝臓に疾患の無い方でも発生することが増えて来ています。

(動脈)血流が多く、腫瘍を栄養していることが特徴です。

多段階発癌と言って、癌の前段階の病変を経て癌に進展することが多いです。

肝細胞癌は1か所だけではなく、複数個所から発生するのも特徴です。従って、同時に2個以上見つかったり、根治治療をしても他の場所から癌が発生することがあります。

症状

無症状のことが多く、増大して肝臓の多くの部位を占拠したり、門脈、胆管に進展したりすると、黄疸、腹水などの肝不全症状が現れます。腫瘍が肝臓の表面を破ると上腹部の痛みや、出血して血圧低下、顔面蒼白になることもあります。

診断

超音波検査

腫瘍の辺縁が黒く見えるhalo(ハロ)、内部がモザイク状になるパターンなどから診断されます。被爆が無いため、繰り返し行う定期検査に適しています。造影剤を用いた精密検査もあります。

CT

単純CTでは低信号(黒く写る)、造影剤を静脈注射すると早期に白く写り(写真)、後から周囲よりも黒く写ります。血流が多いことを反映しています。

MRI検査

造影剤を静脈注射するとCTと同様に早期に白くなった後、黒くなり、20分後には正常の肝組織に造影剤が分布し、癌の部位は黒くなって更に明瞭になり、早期診断に適しています。MRIも被爆はありません。

ステージ分類 TNM(0〜4の5段階)

腫瘍の大きさ(2cm以上or未満)、数(1個or2個以上)、血管(門脈・肝静脈)浸潤の有無、遠隔転移の有無。

治療

手術

根治的治療として第一選択です。

ラジオ波焼灼療法(RFA)

超音波で観察しながら針を肝臓に穿刺して熱で焼く治療です。3cm以下、3個以内に適応で、根治的治療として手術よりも身体への負担が少ないことが利点です。

肝動脈化学塞栓療法(TACE)

左肘や右鼠経部の動脈を穿刺し、カテーテルを肝臓へ進めて抗癌剤や塞栓物質を注入して肝癌を壊死させる治療です。手術、ラジオ波が適応でない場合に適応となります。手術、ラジオ波と比較すると根治率は低いです。

定位放射線療法(SBRT)

TACEと組み合わせて放射線を照射することで、ラジオ波と同様に高い根治率が得られます。身体への負担は更に少ないです。5cm以下、1個、肝外転移無し、が適応です。

分子標的薬

上記の治療の適応外、肝外転移がある場合などに適応になります。テセントリク+アバスチン、レンバチニブ、ソラフェニブ、レゴラフェニブ、ラムシルマブ、カボサンチニブといった薬剤があります。根治を目標というよりも、腫瘍を縮小させたり、増大するのを抑えたりする治療です。

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