尿に血液の成分である赤血球，蛋白が混じっている状態をそれぞれ血尿，蛋白尿といいます。いずれも体にとって大切な成分なので，通常は尿には漏れませんが，病気や体質によって尿中に漏れることがあります。

漏れる程度が軽いと特に症状はなく，健診や学校検尿でみつかる場合が多いです。漏れる量が多くなると尿の色が赤くなったり，尿が泡立ったりするほか，むくみや血圧の変化など全身に影響がでることがあります。

体質などによる経過をみるだけでよいものから，病気が隠れていて詳しい検査や治療が必要なものまで様々あり，その判断は血液検査，尿検査，超音波検査などで行います。