頭蓋変形
ヘルメット治療とは、位置的頭蓋変形症に対し、一定期間のヘルメットの装着により対外的に頭蓋の形状を正常に再形成するための矯正治療方法です。
対象となる患者さん
位置的頭蓋変形症と診断された方を対象とします。
治療の適応と期間
患者さんの治療適応月年齢は、基本的には頸が座った後から大泉門が閉鎖するまでの乳児期間とします。しかし、同じ月年齢におかれましても骨年齢(大泉門の閉鎖の程度)には、個人差がありますので実際には、外来診療時に医師の診察にて最終的に治療適応の有無を診断致します。
患者さんの治療期間は、平均6か月を目安と致しますが、矯正治療効果の進捗状況にて、主治医との相談にて変更対応していきます。
この治療法で予想される副作用
この治療法によって起きる可能性がある副作用は、これまでの報告などから医師の管理下にヘルメット矯正治療を行っている限りは、脳組織への影響はありません。但し、湿度と気温の高い夏の期間での装着する場合、汗疹などの2次性皮膚炎を伴うことがあります。