急性脳症 きゅうせいのうしょう

急性脳症は様々な原因で引き起こされる急性の脳障害で、多くは乳幼児や小児に発症します。通常は感染症、特にインフルエンザや突発性発疹、夏かぜ、胃腸炎などのウイルス感染が原因になることが多いです。ウイルスが脳に侵入するわけではなく、身体が脳以外の場所でおこったウイルス感染に対して反応を起こし、それが間接的に脳を障害して急激なむくみが生じ、嘔吐・痙攣・意識障害・異常言動などの症状があらわれます。熱が出てから急激に病状が進行するものと、発熱や痙攣を起こしてから数日して病状が進行・悪化するものがあります。後遺症に関しては、命に関わるもの、手足のまひ、てんかん、発達障害など程度は様々です。

症状

発熱に伴い、意識障害が長時間持続します。発熱と共に長時間の痙攣を起こすことが多いですが、必ずしも痙攣を伴うとは限りません。診断には意識状態の観察や下記の検査所見を適切に評価する必要があります。

検査

重症例では血液検査で肝機能異常・血液凝固能の異常、頭部CTで脳のむくみを認めますが、軽症〜中等症でははっきりしないこともあります。脳波検査や頭部MRIの所見も診断の参考になりますが、発症早期ではこれらの異常を認めない症例もあります。

治療

急性脳症に対して確立された治療方法はまだありません。 速やかにけいれんを止め、再発を予防するため抗けいれん薬の投与を行います。ウイルス感染に対する反応を抑えるステロイド薬や脳のむくみを軽減する薬などの投与を行います。重症例では、まずは全身状態の安定をはかる必要があり、人工呼吸管理などの集中治療を行います。

発熱とけいれんは就学前のお子さんではよくみられる症状ですが、特に長時間の痙攣や意識障害が長く続く場合には早急に医療機関を受診しましょう。

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