アデノウイルス感染症 あでのういるすかんせんしょう

病因

アデノウイルスは呼吸器や目、消化管など多くの臓器に感染し症状を呈するウイルスです。67以上の血清型があるといわれており、多くの型があるため免疫がつきにくく何度もかかる可能性があります。

アデノウイルスによる感染症は「プール熱」や「流行り目」といわれる感染症を引き起こします。「プール熱」と呼ばれているものの、夏だけではなく一年中かかる可能性があります。

アデノウイルス感染症は一般的に感染者の咳やつばなどと一緒にウイルスが放出され、ほかの人がそのウイルスを鼻や口から吸いこんで感染する「飛沫感染」や、感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後に、その手で周りの場所をふれることでウイルスが付着し、それを他の人が触れてその手を口や鼻に触れることで感染する「接触感染」により伝播していきます。感染すると5~7日ほどの潜伏期間を経て発症します。

症状

アデノウイルスは感染する場所によって症状が変わります。

咽頭結膜熱は「プール熱」とも呼ばれる病気です。プールで感染が広がることが多かったためこの名がつきましたが、夏以外にも起こります。発症すると1日のうちに40度から37度の間を上がったり下がったりする弛張熱が4~5日続き、扁桃腺が腫れ、のどの痛みが出現します。また両目または片目が真っ赤に充血し目やにが出ることもあります。そのほかにも頭痛や腹痛、下痢、頚部のリンパ節が腫れることもあります。

流行性角結膜炎は「流行り目」とも呼ばれる病気です。結膜が真っ赤になり、目やにや涙がたくさん出ます。またまぶたが腫れることも多いです。放置しておくと角膜にまで炎症が進行し、目の異物感や痛みが出ることもあります。

そのほか呼吸の状態がひどくなり肺炎となったり、嘔吐や下痢の症状など胃腸炎の症状が強く出たり、血尿や排尿時痛が強く出る出血性膀胱炎となったりすることもあります。

検査

検査は目や咽頭から検体を採取し、迅速検査を行うことで診断ができます。この検査は15分ほどで結果がわかります。

治療

アデノウイルスに効く特効薬はなく、対症療法が中心となります。ほかのウイルスと比較して熱が長く続くことが多いため、こまめに水分をとることが必要です。

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