うつ病 うつびょう

うつ病は気分障害のひとつです。うつ病では、一日中気持ちが落ち込む、何をしても楽しめないという状態が一定期間以上続き、日常生活に支障が生じます。脳の働きに何らかの問題が起こっている状態と考えられており、治療が必要な病気です。

特徴

  • 日本では、約16人に1人(1%)が生涯のうちに発症すると言われています。
  • 患者数は、女性の方が男性より約6倍多いことが知られています。
  • 原因は正確にはよく分かっていませんが、感情や意欲を司る脳の働きに何らかの不調が生じているものと考えられています。
  • 発症のきっかけは人それぞれです。ストレスが大きく関係していると言われています。悲しい、苦しい出来事だけではなく、嬉しい出来事の後にも発症することがあります。
  • からだの疾患やお薬が影響することもあります。女性は月経や妊娠・出産、更年期と関連して症状が現れることもあります。

症状

一日中気持ちが落ち込む、何をしても楽しめないといった自覚症状が現れます。また、物事の捉え方が否定的になり、自分がダメな人間だと感じてしまうこともあります。表情が暗い、涙もろい、反応が遅い、落ち着かないなど、周囲の人から見て分かる変化もあります。精神症状に気付く前に、食欲が出ない、眠れないあるいは寝すぎてしまう、疲れやすい、頭痛や肩こり、動悸やめまい、便秘や下痢といった体調の変化が現れることもあります。

診断

医師の診察、場合によっては心理検査や身体検査による評価も交えて診断します。からだの疾患が原因でうつの症状が現れることもあるため、いろいろな角度から丁寧に検討していきます。

治療

休養

十分な休養がもっとも重要です。まずは、心身の休養がしっかりとれるように環境を整えましょう。場合によっては入院環境に移ることで症状が大きく軽減することもあります。
休むことに抵抗を感じる方も多いですが、治療の一環なので焦らないことが大切です。気が向くようなら、楽にできることややりたいことを少しずつ実行していくと、回復に繋がっていきます。

薬物療法

主に使われるのは抗うつ薬です。ある程度の期間服用し続けることで効果が現れますので、主治医の指示に従って服薬を続けてください。気になる点は主治医にご相談ください。

精神療法

支持的精神療法という基本的な精神療法に加えて、認知行動療法や対人関係療法などのより専門的な治療法もあります。

その他の治療法

当院の特色として、時間生物学的治療(高照度光療法、覚醒療法)や電気けいれん療法が行われることもあります。

外来診療受付時間
月〜金曜日 土曜日 日曜・祝日
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