二次救急及び三次救急搬送事案の応需率(前年実績)
臨床指標項目(DPCデータ等に基づく指標)
医療の質指標
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の
肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
分母のうち、肺血栓塞栓症の予防対策が実施された患者数(分子) | 肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが「中」以上の手術を施行した退院患者数(分母) | リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症発症の予防対策の実施率 |
---|---|---|
2,292 | 2,369 | 96.75% |
※分子:肺血栓塞栓症の予防対策が実施された患者数
分母のうち、条件に該当する症例数
分母:肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが「中」以上の手術を施行した退院患者数(一部除外条件あり)
血液培養2セット実施率
血液培養オーダーが1日に2件以上ある日数(分子) | 血液培養オーダー日数(分母) | 血液培養2セット実施率 |
---|---|---|
54 | 2,056 | 2.63% |
※分子:血液培養オーダーが1日に2件以上ある日数
分母:血液培養オーダー日数
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日までの間に細菌培養同定検査が実施された患者数(分子) | 広域スペクトルの抗菌薬が処方された退院患者数(分母) | 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率 |
---|---|---|
625 | 1,909 | 32.74% |
※分子:入院日以降抗菌薬処方日までの間に細菌培養同定検査が実施された患者数(対象薬剤・検査あり)
分母:広域スペクトルの抗菌薬が処方された退院患者数(対象薬剤に限る)
臨床評価指数(令和3年度実績)
病院機能評価
本院は第三者評価として公益財団法人日本医療機能評価機構による病院機能評価「一般病院3<3rdG:Ver.2.0>」の認定審査を受審し,確認審査を経て令和6年6月7日付け,認定証が交付されました。
病院機能評価は組織全体の運営管理及び提供される医療について,公益財団法人日本医療機能評価機構が中立的,科学的,専門的な見地から審査を行い,機構が定める高いの水準を満たした病院を「認定病院」と評価するものです。
今回受審した「一般病院3」は主に特定機能病院の役割・機能(高度の医療の提供,高度の医療技術開発及び評価,高度の医療に関する研修の提供)が十分に発揮されているかを評価する種別です。
審査は「書面審査」と「訪問審査」が行われ,患者さんが安全で安心な医療が受けられるよう,4つの評価対象領域から構成される評価項目を用いて評価されます。
- 第1領域 患者中心の医療の推進
- 第2領域 良質な医療の実践1
- 第3領域 良質な医療の実践2
- 第4領域 理念達成に向けた組織運営
審査の結果,評価項目89項目のうち"秀でている"という「S評価」は次の5項目でした。
- 1.1.4 患者支援体制を整備し,患者との対話を促進している
- 1.2.1 必要な情報を地域等へわかりやすく発信している
- 1.2.2 地域の医療機能・医療ニーズを把握し,他の医療関連施設等と適切に連携している
- 1.4.1 医療連携感染制御に向けた体制が確立している
- 3.2.6 救急医療機能を適切に発揮している
今後も,本院の「人間愛に基づいて良質で高度な医療を実践します」という理念のもとに,継続して,より良い医療の提供に努めてまいります。

病院長・副病院長等が有する権限に関する規程
日本大学医学部付属板橋病院組織規程[244KB]病院業務の内部監査に関する規程
開設者が病院の管理運営の状況を監督する会議体の設置に関する規程
日本大学病院経営会議規程[10KB]病院長選出委員会
医学部付属板橋病院 病院長選出委員会
管理者の選出に当たり,大学本部に医療法施行規則に基づき外部委員を含む合議体による審査を実施し,適任者の選出と選考過程の透明性を確保することを目的に設置しています。また,医学部に適任者を推薦する「病院長候補者推薦委員会[107KB]」を設置しています。
委員名簿
選出委員会名簿[131KB]病院長決定公示
令和6年3月27日 病院長決定公示[112KB]病院長選出規程
病院長選出規程[145KB]病院長選出基準
病院長選出基準[87KB]監査委員会
日本大学医学部付属板橋病院医療安全監査委員会
医療法施行規則に基づき医療安全管理体制並びに適正な業務遂行に関して確認及び評価を行う目的として設置しています。
委員名簿
氏名 | 役職 | 所属 | 選定理由 |
---|---|---|---|
寺崎 仁 | 委員長 | 医師 元東京女子医科大学医療安全科教授 |
医療安全に関する豊富な実務経験と識見を持ち合わせているため |
各務 武希 | 委員 | 弁護士 光和総合法律事務所 |
法曹界での豊富な実績を有しており,法律に関する専門知識とコンプライアンス分野の識見を持ち合わせているため |
石原 美和 | 委員 | 看護師 神奈川県立保健福祉大学教授 元厚生労働省健康局課長補佐 |
豊富な業務経験を踏まえた医療に係る安全管理に関する識見を持ち合わせているため |
佐伯 晴子 | 委員 | 一般社団法人マイインフォームド・コンセント理事長 医療を受ける者代表 |
医療を受ける者の視点から医学教育や患者に寄り添う医療づくりに関する豊富な活動実績を有しているため |
西成田 進 | 委員 | 医師 元日本大学医学部附属板橋病院医療安全管理室兼任医師 |
総合病院病院長と本病院医療安全管理室兼任医師の業務経験を持ち合わせているため |
監査委員会結果
- 令和6年度第1回(令和6年9月5日)[166KB]
- 令和5年度第2回(令和6年2月29日)[141KB]
- 令和5年度第1回(令和5年9月11日)[164KB]
- 令和4年度第2回(令和5年3月22日)[153KB]
- 令和4年度第1回(令和4年12月6日)[152KB]
- 令和3年度第2回(令和4年3月30日)[179KB]
- 令和3年度第1回(令和3年9月30日)[193KB]
- 令和2年度第2回(令和3年3月17日)[173KB]
- 令和2年度第1回(令和2年12月14日)[184KB]
- 令和元年度第2回(令和2年3月16日)[184KB]
- 令和元年度第1回(令和元年7月31日)[173KB]
- 平成30年度第2回(平成31年3月11日)[182KB]
- 平成30年度第1回(平成30年7月30日)[107KB]
- 平成29年度第2回(平成30年3月5日)[168KB]
- 平成29年度第1回(平成29年7月7日)[97KB]
医療安全監査委員会内規
医療安全監査委員会内規[123KB]NCD(一般社団法人National Clinical Database)外科手術・治療情報データベース事業
NCD(一般社団法人National Clinical Database)とは,関連する多くの臨床学会が連携し,わが国の医療の現状を把握するために設立された一般社団法人で,データベース事業を行っています。このデータベース事業は,日本全国の手術・治療情報を登録し,集計・分析することで医療の質の向上に役立て,患者さんに最善の医療を提供することを目指すプロジェクトです。
当院は,このNCDが実施するデータベース事業に参加しています。
このNCDにおけるデータベース事業を通じて,患者さんにより適切な医療を提供するための医師の適正配置が検討できるだけでなく,当院が患者さんに最善の医療を提供するための参考となる情報を得ることができます。何卒趣旨をご理解の上,ご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
- NCDに登録する情報の内容
2011年1月1日以降,当院で行われた手術と治療に関する情報,手術や治療の効果やリスクを検証するための情報(年齢や身長,体重など)を登録します。NCDに患者さんのお名前を登録することはなく,氏名とは関係のないIDを用いて登録します。IDと患者さんを結びつける対応表は当院で厳重に管理し,NCDには提供しません。
なお,NCDはプライバシーマーク付与事業者として情報管理を行っています。 - 登録する情報の管理・利用方法・結果の公表
登録する情報は,それ自体で患者さん個⼈を容易に特定することはできないものですが,患者さんに関わる重要な情報ですので厳重に管理いたします。
当院及びNCDでは登録する情報の管理にあたって,情報の取り扱いや安全管理に関する法令や取り決め(「個人情報の保護に関する法律」,「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」,「医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取扱いのためのガイダンス」,「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」等)を遵守しています。
登録された情報は,参加施設の治療成績向上ならびに患者さんの健康の向上に役立てるために,NCD参加施設ならびに各種臨床領域にフィードバックされて利用されます。また,各領域が主導して医療の質の向上を目的とした学術研究のために活用されます。この際に用いられる情報は集計・分析後の統計情報のみとなりますので,患者さん個人を特定可能な形でNCDが公表することはありません。また,NCDによるデータの公表にあたっては,NCDが承認した情報のみが公表されます。 - 登録の拒否や登録情報の確認
データを登録されたくない場合は,自由に登録を拒否して頂くことができます。その際には主治医にお伝えください。
また,登録されたご自身のデータの閲覧や削除を希望される場合も,主治医にお知らせください。なお,登録を拒否されたり,閲覧・修正を希望されたりすることで,日常の診療等において患者さんが不利益を被ることは一切ございません。 - NCD担当者の訪問による登録データ確認への協力
当院からNCDへ登録した情報が正しいかどうかを確認するため,NCDの担当者が患者さんのカルテや診療記録を閲覧することがあります。
当院がこの調査に協力する際は,NCDの担当者と守秘義務に関する取り決めを結び,患者さんとIDの対応表や氏名など患者さんを特定する情報を院外へ持ち出したり,口外したりすることは禁じています。
本事業への参加に関してご質問がある場合は,主治医にご相談ください。また,NCDのデータベース事業についてより詳細な情報は以下に掲載されていますので,そちらもご覧ください。
NCDホームページ:https://www.ncd.or.jp/
<NCDに登録している診療科>
消化器外科,呼吸器外科,小児外科,乳腺内分泌外科,形成外科,泌尿器科,産婦人科