令和4年度 診療科別主要手術別患者数等(上位5位まで)

診療科ごとに実施した術式の多い順に記載しております。また,それぞれの手術につきまして, 当院で1年間に手術された患者さんの数,手術を実施するまでの入院日数としまして術前日数,手術実施から退院の日までの入院日数としての術後日数,当院での手術後に他の医療機関へ転院された患者さんの割合を表す転院率,手術をされた患者さんの平均年齢等をあわせて記載しております。

当院は特定機能病院として,高機能を有する30を超える診療科において多岐にわたる手術を担当しております。
公表させていただいた資料をご覧いただきお役立てください。

Kコードについて
日本における医療費の評価のなかで手術にかかる支払い額の基準として術式をコード化して評価されているものです

患者数が10未満の場合は「-」(ハイフン)で表示しております

循環器内科

Kコード 名称 患者数 術前日数 術後日数 転院率 平均年齢
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術 心房中隔穿刺又は心外膜アプローチを伴うもの 265 1 3 0.38% 66.31
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術 その他のもの 115 4 3 1.74% 69.14
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術 急性心筋梗塞に対するもの 82 0 18 8.54% 69.3
K5952 経皮的カテーテル心筋焼灼術 その他のもの 78 3 3 1.28% 53.86
K5972 ペースメーカー移植術 経静脈電極の場合 38 5 8 13.16% 72.11

循環器内科では,狭心症・心筋梗塞等に対して施行する「経皮的冠動脈ステント留置術」,心房細動・不整脈等に対して施行する「経皮的カテーテル心筋焼灼術」を多く施行しております。致死的な不整脈である心室細動に関しては植込み型除細動器の植込み,脈が遅くなる徐脈性不整脈には,適応がある場合にはペースメーカーの植込み等の手術をあわせて施行しております。

消化器・肝臓内科

Kコード 名称 患者数 術前日数 術後日数 転院率 平均年齢
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2cm未満 183 1 1 0% 68.25
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 163 1 10 7.36% 74.87
K721-4 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 68 2 4 0% 69.97
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみのもの) 66 2 7 3.03% 74.59
K6532 内視鏡的胃,十二指腸ポリープ・粘膜切除術 早期悪性腫瘍胃粘膜下層剥離術 44 2 5 0% 76.84

消化器・肝臓内科では, 大腸ポリープに対する「内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術」,早期大腸癌に対する「早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術」,早期胃癌に対する「早期悪性腫瘍胃粘膜下層剥離術」,急性胆管炎や膵癌・胆道癌による悪性胆道狭窄に対する「内視鏡的胆道ステント留置術」,総胆管結石に対する「内視鏡的乳頭切開術」による結石治療を積極的に行っています。

小児科,新生児科

Kコード 名称 患者数 術前日数 術後日数 転院率 平均年齢
K9131 新生児仮死蘇生術 仮死第1度のもの 31 0 62 3.23% 0
K9132 新生児仮死蘇生術 仮死第2度のもの 16 0 69 6.25% 0
K9212ロ 造血幹細胞採取(末梢血幹細胞採取)(自家移植) - - - - -
K9211ロ 造血幹細胞採取(骨髄採取)(自家移植) - - - - -
K636 試験開腹術 - - - - -

当院は東京都スーパー総合周産期母子医療センターであり,多胎や切迫早産など特別な分娩管理を要する妊婦,胎児を受け入れています。周産期(新生児)専門医が分娩時の新生児蘇生を行います。超早産児,新生児呼吸障害,新生児外科疾患など年間約500人の新生児が新生児集中治療室に入院します。重症新生児仮死に対する脳保護を目的とした低体温療法や,先天性横隔膜ヘルニアなどに対する体外式膜型人工呼吸管理など高度な集中治療も可能です。
小児診療では小児がんに特化し,日本小児血液・がん学会指導医が在籍し,小児外科や脳神経外科,放射線科とともに白血病や固形腫瘍に対するチーム医療を行っています。造血幹細胞移植を日本造血細胞移植学会移植認定医のもと年数例行う,東京都で有数の小児がん専門施設です。

皮膚科

Kコード 名称 患者数 術前日数 術後日数 転院率 平均年齢
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術 単純切除 28 1 5 0% 76.04
K0062 皮膚,皮下腫瘍摘出術(露出部以外)長径3cm以上6cm未満 - - - - -
K0051 皮膚,皮下腫瘍摘出術(露出部)長径2cm未満 - - - - -
K0031 皮膚,皮下,粘膜下血管腫摘出術(露出部)長径3cm未満 - - - - -
K0053 皮膚,皮下腫瘍摘出術(露出部)長径4cm以上 - - - - -

皮膚科では,皮膚腫瘍の良性および悪性の診断,集学的治療を行っております。小規模な手術の場合は外来での日帰り手術で対応可能です。規模の大きな手術は入院で対応しております。病変切除後の再建術は患者さん自身の皮膚を使った植皮術を施行しております。顔面などの再建術の難易度の高い場合は形成外科と共に治療にあたっております。

乳腺内分泌外科

Kコード 名称 患者数 術前日数 術後日数 転院率 平均年齢
K4763 乳腺悪性腫瘍手術 乳房切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 104 1 5 0.96% 58.83
K4762 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 68 1 3 0% 56.76
K4742 乳腺腫瘍摘出術 長径5cm以上 30 1 1 0% 43.13
K4765 乳腺悪性腫瘍手術 乳房切除術(腋窩鎖骨下部郭清を伴うもの)・胸筋切除を併施しないもの 30 1 5 0% 61.67
K4631 甲状腺悪性腫瘍手術 切除(頸部外側区域郭清を伴わないもの) - - - - -

乳腺・内分泌外科での乳癌治療では,縮小手術としての乳房温存療法が主たる治療方法となり,乳癌手術症例の約50%に温存療法を行っております。また,乳癌の手術では腋窩(脇の下)のリンパ節をすべて切除していましたが,センチネルリンパ節生検といった,癌細胞が一番最初に辿り着くリンパ節を特殊な方法で検索切除し,腋窩リンパ節を取らない,縮小手術を行っております。

心臓血管外科

Kコード 名称 患者数 術前日数 術後日数 転院率 平均年齢
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 58 2 7 13.79% 71.88
K552-22 冠動脈,大動脈バイパス移植術(人工心肺を使用しないもの)2吻合以上のもの 17 4 17 47.06% 66.76
K5551 弁置換術 1弁のもの 16 7 24 25% 62.06
K5612ロ ステントグラフト内挿術(腹部大動脈) 16 4 11 18.75% 78.06
K6147 血管移植術,バイパス移植術 その他の動脈 16 8 12 25% 70.38

心臓血管外科では,「大動脈瘤切除術」,生体の心臓弁が著しく荒廃して修復不可能な状態となった場合施行する「弁置換術」,虚血性心疾患に対する外科的治療である冠動脈バイパス術は人工心肺を使用せず,患者さんの負担を軽減できるよう努めております。虚血性心疾患・心臓弁膜症等においては循環器内科,大動脈疾患等においては血管外科と連携し,患者さんの年齢・全身状態・病態を考慮した上で最良の治療方法を決定しております。

消化器外科

Kコード 名称 患者数 術前日数 術後日数 転院率 平均年齢
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 100 2 5 0% 62.27
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置 80 4 8 1.25% 67.9
K6152 血管塞栓術(頭部,胸腔,腹腔内血管等) 選択的動脈化学塞栓術 49 1 7 0% 73.22
K6335 ヘルニア手術 鼠径ヘルニア 44 2 4 4.55% 68.09
K6153 血管塞栓術(頭部,胸腔,腹腔内血管等) その他のもの 40 2 9 5% 71.75

消化器外科では,肝細胞癌・転移性肝癌等に対する「肝切除術」を中心とした手術を多数施行しています。また,肝悪性腫瘍に対する栄養血管の「血管塞栓療法」もあわせて施行しております。消化器癌に対して術前・術後の化学療法も精力的に行い,癌の集学的治療を目指しております。(さらに,)低侵襲手術として注目されている腹腔鏡下手術も (食道・)肝臓・胃・大腸(・脾臓)などの悪性疾患に加え胆嚢,ヘルニアなどの良性疾患に対しても積極的に行っています。

呼吸器外科

Kコード 名称 患者数 術前日数 術後日数 転院率 平均年齢
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超えるもの) 66 2 7 1.52% 69.24
K5131 胸腔鏡下肺切除術 肺嚢胞手術(楔状部分切除によるもの) 61 3 3 3.28% 34.61
K5141 肺悪性腫瘍手術 部分切除 50 2 7 6% 70.04
K514-22 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(区域切除) 20 2 9 0% 72.25
K488-4 胸腔鏡下試験切除術 15 2 7 13.33% 76.33

当科は肺,縦隔,気管,胸部全般(乳腺は除く)について外科的に診断と治療を行う科です。肺癌や気胸などの肺疾患のみならず,胸壁疾患,縦隔疾患,胸部外傷など呼吸器外科疾患の全般にわたって診療を行っております。また,診断のわからない胸部X線やCTの異常陰影の患者さんに対する精密検査などにも,対応しております。
当院の肺癌手術は,ロボット支援手術,胸腔鏡手術,小開胸手術のアプローチの選択肢があります。肺癌の進行度によって,より侵襲の低いアプローチを選択することが可能です。ロボット支援手術,胸腔鏡手術では,3-5か所の小さな創部から器具を挿入し手術を行うため,患者様への負担は従来に比べかなり軽減しています。また,当院の小開胸は,筋肉・肋骨を切らない,小さな手術創(約6㎝の皮膚切開)を用いた,胸腔鏡併用の手術です。短時間の手術,出血量の少ない手術を両立することが可能になっており,術後4-5日で退院が可能です。当科に紹介いただいてから,手術の必要な患者さんには原則2週間以内に手術加療を行うことが可能な体制をとっています。このため,手術を待機している間の精神的ストレスも少なくすみます。患者・ご家族様にも,ご紹介いただきました先生方にもご安心いただけると考えています。
当科では,本邦で初めて胸水外来を開設し,胸水貯留の患者様に特化した外来診療を行っております。胸水のコントロールが難しい患者様,原因不明の胸水でお悩みの患者様に対し,審査胸腔鏡,胸腔鏡下胸膜生検,胸膜癒着療法など,様々な方法で幅広く対しております。胸水外来の設置は全国的にも稀であり,胸水でお悩みの患者様やご家族が全国から来院されております。胸水でお悩みの患者様がおられましたら,ぜひ,ご紹介ください。

小児外科

Kコード 名称 患者数 術前日数 術後日数 転院率 平均年齢
K6335 ヘルニア手術 鼠径ヘルニア 69 1 2 1.45% 2.93
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの 25 1 5 0% 10.52
K836 停留精巣固定術 17 1 1 0% 5.41
K7151 腸重積症整復術(非観血的なもの) - - - - -
K6333 ヘルニア手術 臍ヘルニア - - - - -

小児外科では,新生児から15歳(中学生)までの患者さんを診療する外科ですが,小児外科特有の疾患については成人であっても小児外科で診療を行います。「ヘルニア手術」が最も多く,虫垂炎に対しては臍創のみによるTANKO(単孔)手術が行われ,術後の合併症が少なく整容面も優れております。小児全般のみならず,新生児外科症例に対しても,低侵襲手術とされる腹腔鏡や臍の傷だけで行う手術を積極的に行っております。

脳神経外科

Kコード 名称 患者数 術前日数 術後日数 転院率 平均年齢
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術 その他のもの 55 5 36 14.55% 53.6
K181-2 脳刺激装置交換術 51 2 7 3.92% 69.1
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 30 0 12 36.67% 77.07
K1781 脳血管内手術 1箇所 24 3 22 29.17% 63.88
K178-4 経皮的脳血栓回収術 21 0 29 71.43% 79.1

手術においては,種々の神経モニタリング(神経機能の連続監視)を行いながら進めることによって,大切な脳や脊髄の働きを保護することに最大限の努力をしています。パーキンソン病・ジストニアなどの不随意運動や難治性疼痛に対して脳深部刺激療法を行い,脳卒中ではクモ膜下出血(脳動脈瘤破裂)や脳動静脈奇形に対する手術の他に,未破裂動脈瘤の予防的な手術も数多く手がけています。開頭手術を行わずに血管内から微小コイルで動脈瘤を閉塞する方法を選択する場合もあります。脳腫瘍は,神経モニタリングを利用することによって脳機能を保護しつつ摘出することが可能になっています。以前には摘出困難であった脳腫瘍も,後遺症を最小限にとどめて摘出できることも多くなり,手術だけにこだわらず,エックスナイフや放射線療法,化学療法,免疫療法なども組み合わせ,それぞれの患者さんにとって最善の治療法を選択しています。

整形外科

Kコード 名称 患者数 術前日数 術後日数 転院率 平均年齢
K0821 人工関節置換術 221 2 18 38.01% 69.81
K1425 脊椎固定術,椎弓切除術,椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。)椎弓切除 69 2 10 10.14% 72.57
K1426 脊椎固定術,椎弓切除術,椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。)椎弓形成 48 2 11 27.08% 68.27
K0461 骨折観血的手術 47 4 11 55.32% 68.62
K0462 骨折観血的手術 43 3 3 6.98% 57.56

整形外科では,変形性関節症や関節リウマチなどの病気により関節の変化や破壊が進行し,関節の痛みや歩行障害に対して人工股関節置換術を積極的に行っております。この手術は主に膝関節や股関節に対して行われることが多いのですが,肩関節・肘関節・指関節等にも行っております。また,関節鏡下や内視鏡下の低侵襲手術,腫瘍に対する手術も数多く施行しています。

産科・婦人科

Kコード 名称 患者数 術前日数 術後日数 転院率 平均年齢
K8981 帝王切開術 緊急帝王切開 146 8 7 0% 34.82
K8982 帝王切開術 選択帝王切開 125 12 7 0% 35.38
K867 子宮頸部(腟部)切除術 83 1 1 0% 42.12
K879 子宮悪性腫瘍手術 79 3 12 1.27% 56.22
K8881 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(開腹によるもの) 48 2 7 0% 50.83

産科・婦人科では,総合周産期母子医療センターとして,ハイリスク妊娠専用のMFICU(母体胎児集中治療病棟)を有し,高度の診療を行っております。NICU(新生児集中治療室)や小児外科との連携を密にして,異常時の分娩が疑われる場合には最良の医療が行えるよう万全の策を講じております。腹腔鏡手術をはじめ開腹手術でも身体への負担を軽減する手術操作で術後の早期離床が可能になり,入院期間が確実に短縮しております。

泌尿器科

Kコード 名称 患者数 術前日数 術後日数 転院率 平均年齢
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) 129 2 5 0% 75.21
K843-4 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いるもの) 47 2 9 0% 69.49
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 36 1 15 8.33% 68.47
K865-2 腹腔鏡下仙骨腟固定術 36 2 6 0% 73.25
K841-6 経尿道的前立腺吊上術 35 1 2 0% 74.97

泌尿器科では局所限局性前立腺癌や尿路悪性腫瘍,副腎腫瘍,骨盤臓器脱,腎盂尿管移行部狭窄症などの疾患に対して,手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」や腹腔鏡を使用して手術を行っております。一方で,経尿道的手術として前立腺肥大症に対して前立腺吊り上げ術や水蒸気治療を導入し,他にも膀胱悪性腫瘍切除術やボツリヌス毒素膀胱壁注入療法などに力を入れ患者様の満足度が高く,かつ負担の少ない治療を心がけております。

形成外科

Kコード 名称 患者数 術前日数 術後日数 転院率 平均年齢
K2191 眼瞼下垂症手術 眼瞼挙筋前転法 73 0 1 0% 69.56
K4874 漏斗胸手術(胸骨挙上用固定具抜去術) 25 2 5 0% 26.56
K333 鼻骨骨折整復固定術 22 1 3 0% 28
K016 動脈(皮)弁術,筋(皮)弁術 17 9 35 17.65% 60.06
K0063 皮膚,皮下腫瘍摘出術(露出部以外) 長径6cm以上12cm未満 15 0 2 0% 50.07

形成外科では,頭部・顔面・手・足など,外から見える部分を中心に,先天的な(生まれつきの)形の異常および後天的な体表面の腫瘍・変形・外傷・瘢痕(創痕)などの治療を行っております。特に顔面では皮膚軟部組織の損傷だけでなく骨折も対象としており,また,腫瘍切除後の組織欠損や運動機能の修復・再建にも積極的に取り組んでおります。

耳鼻咽喉・頭頸部外科

Kコード 名称 患者数 術前日数 術後日数 転院率 平均年齢
K368 扁桃周囲膿瘍切開術 53 0 6 0% 38.3
K3772 口蓋扁桃摘出術 36 1 8 0% 35.28
K3892 喉頭・声帯ポリープ切除術(直達喉頭鏡又はファイバースコープによるもの) 34 1 3 0% 47.18
K3192 鼓室形成手術(耳小骨再建術) 31 1 4 0% 42.29
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅲ型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 29 1 5 0% 59.07

耳鼻咽喉・頭頸部外科では,好酸球性副鼻腔炎などに対する鼻副鼻腔手術をおこなっています。そのほかに慢性涙のう炎の治療も眼科と連携して行っています。耳科手術では,慢性中耳炎,真珠腫性中耳炎などを対象に鼓室形成術を行っています。特に耳管機能を詳細に評価したうえで術式検討しているのが特徴と言えます。耳疾患に関して,他にはアブミ骨手術,人工内耳植込手術なども行っています。外来では,難治性耳管開放症に対して耳管ピン手術を行っています。また,腫瘍を含むさまざまな病状に対応する手術についても数多く行っています。

眼科

Kコード 名称 患者数 術前日数 術後日数 転院率 平均年齢
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他) 919 1 2 0.11% 72.54
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術 網膜付着組織を含むもの 430 1 3 0% 62.43
K2802 硝子体茎顕微鏡下離断術 その他のもの 100 1 3 0% 69.41
K259 角膜移植術 90 1 4 1.11% 67.11
K281 増殖性硝子体網膜症手術 59 0 3 1.69% 54.59

眼科では,白内障(カメラのレンズに相当する部分を水晶体と呼び水晶体が濁る病気のこと)に対して,濁っていない水晶体の袋(嚢)を残して濁ってしまった水晶体の中身を取り出し,嚢の中に眼内レンズを挿入します。無縫合で行い,ご希望によって同日の両眼同時白内障同時手術も可能です。また,緑内障手術も多数施行しています。

救命救急センター

Kコード 名称 患者数 術前日数 術後日数 転院率 平均年齢
K386 気管切開術 20 9 12 80% 73.75
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術 急性心筋梗塞に対するもの - - - - -
K654 内視鏡的消化管止血術 - - - - -
K596 体外ペースメーキング術 - - - - -
K145 穿頭脳室ドレナージ術 - - - - -

救命救急センターでは,急性心筋梗塞症例や重症脳卒中症例や重症頭部外傷などに対して,24時間いつでも治療が施行できるシステムを構築し,治療成績を向上させています。
交通事故や墜落・転落などにより,肝臓や脾臓などの腹腔内臓器損傷や,骨盤骨折,顔面外傷などの外傷,および母体救命施設として産科危機的出血など命に関わる大出血に対して近年は,細いカテーテルを出血している部位まで挿入し,血管の中から出血を止める高度な手技を行っています。救命救急センター科は,循環器内科,脳神経外科,小児科,産科など多くの診療科と協力しながら患者の救命に全力を尽くしています。

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