放射線治療科の取り組みについてご紹介いたします
医療関係者 / 放射線治療科(放射線治療センター)
放射線治療科では、最先端の治療から疼痛緩和など患者さんの希望に沿う放射線治療を行っております。
1)どのような患者さんが放射線治療の適応かについては、お気軽にお問い合わせください。
https://www.itabashi.med.
2)当院の放射線治療の特徴について
放射線治療部門は、2014年に放射線治療センターとなりました。そのため、放射線腫瘍医、患者さんのケアを行う看護師、照射を直接担当する診療放射線技師、全体的な品質管理に関わる医学物理士・放射線品質管理士、受付事務などスタッフが団結し患者さんに優しい質の高い放射線治療を提供できるようになっております。
放射線治療は、患者さんの癌腫の病態や全身状態を診察で判断させていただきます。そのため、根治的治療でも生活の質を向上するための治療であっても、保険適応となっている高精度の治療で患者さんのニーズに合わせた治療が可能となります。さらに、患者さんのためのがん治療を行うためには、放射線治療に固執することなく、手術療法や化学療法など併用することが大切なため、各診療科とカンファレンスなどを行い連携しながら、個々の患者さんに最も適した最善の治療法を安全に提供できるように努めています。当診療科は、大学病院として放射線治療の質の向上や、次世代に標準治療化を目指して、日本で最大規模の臨床試験グループである日本臨床腫瘍研究グループ(Japan Clinical Oncology Group: JCOG)に参加し、脳腫瘍、頭頸部癌、肺癌、前立腺癌、婦人科癌など様々な癌腫の症例登録を行っております。JCOG放射線治療グループに参加している67施設中、全国のがんセンターなども含まれる中、患者さんの協力を得ながら8番目の症例登録ができており、全国区でも活躍の場を広げております。これからも積極的に放射線治療を用いたがん治療の推進のための努力をしていきます。