病院内におけるカルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症の発生と終息について
病院から
患者さま各位
病院内におけるカルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症の発生と終息について
カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症の発生につきまして,患者様及びご家族の皆様,地域医療機関及び関係行政機関の皆様にご心配をおかけしていますことをお詫び申し上げます。
最初に菌を検出した2020年8月26日以降、当院では、発生があった病棟に入院していた患者様や病棟施設を対象として培養検査を実施することにより、感染者の把握・環境調査にて感染防止対策を強化してまいりました。
これらの検査によって、当該病棟では最初の患者様を含めて10名の患者様に感染していたことが判明しましたが、2020年11月28日以降は新たに菌を検出した患者様は確認されておりません。また現在入院中の保菌している患者様からの伝播も確認されておりません。このことから、当該病棟におけるカルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症は終息したことをご報告いたします。
当院に関係のある全ての皆様に,感染防止対策に多大なご理解とご協力を頂きましたことを感謝申し上げます。
なお,これまで感染が確認された患者様には引き続き誠実かつ慎重に対応・治療してまいります。
当院は安心・安全な医療を提供するための環境を整えて診療してまいりますので,ご利用の皆様には引き続き,ご理解とご協力のほど,よろしくお願い申し上げます。
日本大学医学部附属板橋病院長