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肝臓がん

肝臓がん 消化器内科

治療法

肝臓がんには原発性肝がんと転移性肝がんがあります。一般に肝臓がんとは原発性肝がんのことをいいます。B型肝炎ウイルスやC型肝炎ウイルスが原因となるものが肝細胞癌であり, 原発性肝がんの90%くらいを占めます。このほかに原発性肝がんとして肝内胆管がんなどがあります。

悪性腫瘍(がん,肉腫),原発性(肝がん)と転移性があります→早急に治療が必要です。良性腫瘍(肝血管種など)→治療は不要です。(経過観察は必要です)
肝がんは5年相対生存率および10年相対生存率がそれぞれ約35%および約15%と予後不良な癌の一つです。早期診断・早期治療が重要です。

内科的治療として,ラジオ波焼灼療法(RFA)(適応:3cm以内かつ3個以内),肝動脈化学塞栓療法(TACE),肝動注療法(TAI),分子標的薬(ソラフェニブ,レンバチニブ,レゴラフェニブ,ラムシルマブ;適応:Child-Pugh A=肝予備能良好例)による治療を行っております。定位放射線療法(SBRT),強度変調放射線治療(IMRT)(適応:5cm以下かつ1個)は放射線治療科と協力して,行っております。他に,肝予備能が充分でなく肝切除が困難な症例に対し,消化器外科と協力して開腹ラジオ波焼灼療法を行うこともあります。

当科の肝がん治療の特色としては,治療方法,診療科にこだわらず,各個別の患者さんに最適な治療法を,幅広い選択肢から選んで実施する点にあります。

肝臓がんの治療の様子

日本大学医学部附属板橋病院と消化器・肝臓内科の新しい取り組み

血液・癌組織など→ゲノム(DNA)解析→ゲノム医療実践

対応可能なスタッフ

森山 光彦

山上 裕晃

神田 達郎

佐々木 玲奈

楡井 和重

田中 直英

松本 直樹

熊川 まり子

増崎 亮太

山名 陽一郎

石井 大雄

水谷 卓

本田 真之

消化器・肝臓内科スタッフ別ウィンドウ

診療実績

診療内容 2018年 2019年
腹部超音波検査 7,400件 7,466件
造影超音波検査 294件 330件
肝硬度測定検査 2,714件 3,064件
肝がん治療[肝動脈化学塞栓療法 (TACE), ラジオ波焼灼療(RFA), 分子標的薬] 104件 86件

肝臓手帳配布登録状況:武蔵野赤十字病院, 虎の門病院に次ぎ都内第3位です。

受診方法

  • 患者支援センターにご連絡いただき,予約時間に診療情報提供書を持参してご来院ください。
  • 月曜日~土曜日の午前8時30分~11時に診療情報提供書を持参して,ご来院ください。予約ではないため,診察までお時間をいただく場合がございます。

関連サイト

日本大学医学部附属板橋病院 消化器・肝臓内科別ウィンドウ

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