肝臓がん

肝臓がん 消化器内科
治療法
肝臓がんには原発性肝がんと転移性肝がんがあります。一般に肝臓がんとは原発性肝がんのことをいいます。B型肝炎ウイルスやC型肝炎ウイルスが原因となるものが肝細胞癌であり, 原発性肝がんの90%くらいを占めます。このほかに原発性肝がんとして肝内胆管がんなどがあります。

内科的治療として,ラジオ波焼灼療法(RFA)(適応:3cm以内かつ3個以内),肝動脈化学塞栓療法(TACE),肝動注療法(TAI),分子標的薬(ソラフェニブ,レンバチニブ,レゴラフェニブ,ラムシルマブ;適応:Child-Pugh A=肝予備能良好例)による治療を行っております。定位放射線療法(SBRT),強度変調放射線治療(IMRT)(適応:5cm以下かつ1個)は放射線治療科と協力して,行っております。他に,肝予備能が充分でなく肝切除が困難な症例に対し,消化器外科と協力して開腹ラジオ波焼灼療法を行うこともあります。
当科の肝がん治療の特色としては,治療方法,診療科にこだわらず,各個別の患者さんに最適な治療法を,幅広い選択肢から選んで実施する点にあります。

日本大学医学部附属板橋病院と消化器・肝臓内科の新しい取り組み

対応可能なスタッフ
森山 光彦
山上 裕晃
神田 達郎
佐々木 玲奈
楡井 和重
田中 直英
松本 直樹
熊川 まり子
増崎 亮太
山名 陽一郎
石井 大雄
水谷 卓
本田 真之
診療実績
診療内容 | 2018年 | 2019年 |
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腹部超音波検査 | 7,400件 | 7,466件 |
造影超音波検査 | 294件 | 330件 |
肝硬度測定検査 | 2,714件 | 3,064件 |
肝がん治療[肝動脈化学塞栓療法 (TACE), ラジオ波焼灼療(RFA), 分子標的薬] | 104件 | 86件 |
肝臓手帳配布登録状況:武蔵野赤十字病院, 虎の門病院に次ぎ都内第3位です。
受診方法
- 患者支援センターにご連絡いただき,予約時間に診療情報提供書を持参してご来院ください。
- 月曜日~土曜日の午前8時30分~11時に診療情報提供書を持参して,ご来院ください。予約ではないため,診察までお時間をいただく場合がございます。