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皮膚がん皮膚がん

皮膚がんについて

概要

皮膚の表面の大部分は表皮を作る角化細胞,皮膚の色を作る色素細胞から構成されており,頻度の高い皮膚がんは角化細胞や色素細胞から発生します(基底細胞癌,有棘細胞癌,悪性黒色腫など)。毛,汗,皮脂,真皮を作る細胞などからがんが発生することもあります。発生源になった細胞ごとに皮膚がんは見た目や経過,治療法,予後が異なります。皮膚は外的影響を受けやすい臓器のため,頻度の高い皮膚がんは紫外線や物理的刺激などが重要な原因の一つとなります。皮膚がんは痛みなどの自覚症状に乏しいことが多く,色の変化や,皮膚の盛り上がり,しこりなどに気付いて受診されることが多いです。

特色・方針

ダーモスコピー検査(皮膚の深部まで観察できる特殊な拡大鏡やカメラ),超音波検査などの痛みのない検査を用いてまず皮膚がんの可能性を検討します。皮膚がんの可能性がある場合は確定診断のため,局所麻酔下に皮膚を一部採取して病理診断(皮膚を顕微鏡で調べる検査)を行います。皮膚がんは種類ごとに治療方法が異なるため,当科では病理診断カンファレンスや手術カンファレンスを定期的に行い,各患者さんに合った治療方法を実践できるよう努めております。

当病院独自の治療法の紹介

皮膚がんの基本的な治療は手術です。頻度の高い皮膚がん(基底細胞癌,有棘細胞癌,悪性黒色腫など)は顔面など日光に当たりやすい部位や,手足などに生じることが多いため,手術後の整容面や機能面を考慮して手術や再建(きずの治し方)を工夫しています。手術方法によっては形成外科や整形外科と連携して手術を行うこともあります。

がんが進行した場合は放射線治療や化学療法を行うこともあります。

対応可能なスタッフ

藤田英樹,伊﨑聡志,西盛信幸,田杭具視,澁田恭平

対応可能なスタッフおよび写真

皮膚科スタッフ別ウィンドウ

診療実績

診療内容 2022年度(令和4年度)
外来手術(良性腫瘍含む) 545件(手術179件,生検366件)
入院手術(良性腫瘍含む) 71 件
悪性腫瘍(皮膚がん)手術 57件

受診方法

  • 紹介状を持参していただき,月曜から土曜までの9時~13時まで受診受付が可能です。

関連サイト

日本大学医学部附属板橋病院 皮膚科別ウィンドウ

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