睡眠中に無呼吸がおきると,酸素レベルが低下し,よく眠れず睡眠の分断が頻回におこるようになります。このような無呼吸が毎晩,しかも年単位で起きれば,心臓・血管系の病気や多くの生活習慣病と関連してきます。とくに,心臓血管系の病気では,高血圧症との関連が示され,狭心症などの冠動脈疾患や脳卒中の発症にも関係しています。今も,詳細な研究が続けられています。
つまり,放置するととても危険な病気なのです。また,生活習慣病との関連では,肥満・高脂血症・糖尿病を悪化させます。こうした病気のある方は,早めの治療が必要です。
睡眠が分断さよく眠れなければ,日中の眠気や集中力の低下がおきます。身近なことでは,車の運転による交通事故や,仕事の作業能率低下,性格上の変化をきたすことがあります。
結論として,適切な治療が必要とされ,その継続が重要なのです。
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