睡眠中にいびきとともに呼吸が止まり,日常生活に支障をきたし,健康障害が生じてくる病気です。喉の周辺の気道が塞がり,呼吸ができない状態となります。無呼吸になっても,やがて呼吸は再開しますが,この睡眠中の異常呼吸が大きな問題となります。
徴候は,うるさい習慣的ないびきに代表され,日中の眠気や起床時の爽快感の消失などがあります。就寝中は何度も体位を変えるなど寝相もよくありません。
もしも,習慣性のいびきや無呼吸の指摘をうけたら,睡眠時無呼吸症候群かもしれません。
● いびきをかく |
● 何度もトイレに起きる |
健常な人でも,いびきはかきます。しかし,異常と指摘されるようないびきは大切な健康を害します。いびきとは,気道を広げる筋肉緊張が低下して,空気の通り道である気道が狭くなり発生する呼吸音です。一時的ないびきはそれほど心配ありませんが,習慣的に大きないびきがあり,他の人の睡眠を妨げるようであれば,睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。
いびきは,ときに異常呼吸音でもあります。うるさい大きないびきは,無呼吸の一歩手前の状態かもしれません。
睡眠は安らかなものです。無呼吸やうるさいいびきは,放っておけば健康問題に発展します。そうならないためにも,どのような問題が生じてくるのか,あらかじめ知っておきましょう。 |
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