日本大学医学部附属板橋病院 病院長
「よき臨床医の育成」は、日本大学医学部附属板橋病院の大切な理念です。
当院は、医療者(医師・看護師・薬剤師・臨床検査技師・救急救命士 等)の研修を行うと同時に、医学部学生・大学院生、看護学生、薬学部学生、救急救命士 などの教育および臨床参加型の実習を行っています。教育・研修は指導者の教育監視の下に実施されており、教育・研究の一環として患者さんにご協力をお願いすることがあります。
この様な院内の教育活動について、何卒ご理解頂きますようお願い申し上げます。
日本大学医学部附属板橋病院では、常に高度で先進的な医療を皆さまに提供出来るよう努力しています。また大学病院の重要な使命として、診療、医学教育の他に、現在においても診断や治療が難しい疾患に対する新しい診断、治療、予防等の臨床研究を記録情報*1や残余検体*2等を使って行っています。
記録情報 *1:日常受けられる診療の病歴やレントゲン等の画像、検査値等
残余検体 *2:診断に必要な検査や手術終了後に残った血液や組織等
ただし、臨床研究の中には記録情報*1や残余検体*2などを用いて、個別に患者さんにお話ししてご同意を取ることはせず、病院の臨床研究審査委員会の承認をうけ、倫理指針を遵守して研究を実施することがあります。(個別に患者さんに同意をとらないで実施する研究は、病院ホームページ内と病院正面玄関・入退院フロントに公開いたします。)研究にご賛同いただけない患者さんは、ご遠慮なく担当医にお申し出ください。
また、診療を行っている現時点では、どのような研究に記録情報や残余検体が使われるか決まっていませんが、将来研究に使われることに「同意できない」「使わないで欲しい」というご意思がある場合には、あらかじめお申し出ください。(【不同意書】の提出)。
不同意の意思表示をする「試料等の利用に関する【不同意書】」は、病院1階正面玄関横の総合案内窓口に備えてあります。
皆さまから不同意の申し出がない場合には、同意されていると私たちは考えて(包括同意と呼びます)、記録情報*1や残余検体*2を研究に使用させていただきます。
以上、ご不明の点がありましたら、ご遠慮なく担当医にお尋ねください。